特集コラム

Column 9 荻窪グルメ

荻窪グルメ
2011/07/26

すぱいす

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本物志向の食通も納得の、インド風カリーライスを堪能できる店「すぱいす」。
JR中央線「荻窪駅」西口から南方向へ徒歩約1分の「すずらん通り商店街」沿いにあります。

店内にはズラリとスパイス瓶が並び、香辛料など使ったをガラスの壁のディスプレイにも目を引かれます。
その雰囲気と店内に広がるスパイシーな香りに、否が応でも食欲が刺激されてしまうのです。

女性が一人でもゆっくりと立ち寄れるお店

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入り口付近にはテーブル席もありますが、メインはお客様との対面を重視したカウンター席。
カウンター席というと隣席との距離も近く、回転が速い店を連想することも少なくない中、同店では席のピッチを広くとることで、一人で訪れたお客様も寛いで食事ができる環境が整えられています。

"女性が一人でもゆっくりと立ち寄れるお店"というのが、開店当初からのコンセプトの一つであるだけに、テーブルの高さも配慮され、店内にはクラシック音楽が流れていて確かに居心地の良さ満点。
料理だけでなく、サービスのクオリティにも力を注いでいるのが伝わってきます。

人気メニュー

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柔らかく煮込んだチキンが2本入っている「骨付きチキンカリー」(840円)をはじめ、「キーマ風ドライカリー」(880円)、「野菜たっぷりカリー」(980円)はそれぞれ定着ファンがいるメニュー。

料理評論家や料理関係者が絶賛するメニューも多数揃っています。
化学調味料や添加物を一切使わずに、鶏ガラや香味野菜などを長時間煮込んだブイヨン、じっくりと炒めた玉ねぎ、さらにはたっぷり野菜や果物、ナッツなど、20種類以上の挽き立て香辛料、発酵調味料をベースに時間をかけて作り上げています。

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小麦粉やカレールーを使わない自然なとろみのカリーなので、胃にもたれず低カロリー。ダイエットを気にする女性にも嬉しいヘルシーカリーなのです。

また、「牛すじとトマトのカレー」は女性に大人気。
くず肉の牛すじではなく、牛1頭から800グラムくらいしかとれないレアな部位である背すじを、5日から9日かけて余計な油を抜き、煮込んだ牛すじの味わいはまさに絶品。

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1日約8食が限界数となっていますが、どんなにニーズがあっても手を抜いて多売しない同店の姿勢もまた多くのリピーター客の心と舌をつかんで離さないところです。

さらに、旬の食材を使った"季節のカレー"は、10月下旬からの「牡蠣のカレー」、1月中旬からの「日本ほうれん草のカレー」と滅多に味わえない逸品揃い。
日本ほうれん草のカレーは市場に出回らない希少食材なのです。野趣溢れるほうれん草の味・食感とスパイスの融合を楽しむことができます。

"水"へのこだわり

同店がサービスする"水"は、放射性物質も除去できるほどのきめ細かいフィルターでろ過した、浄水器『シーガルフォー』のクリアなお水。飛行機のファーストクラスでも多数導入されています。その浄水器を同店ではなんと2台も設置。

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こういった見えない部分にもお客様へのホスピタリティが感じられる店なのです。

オープンして10年近い歴史を積み重ねてきた同店ですが、今後もまだまだ進化していきそうな予感。

現在も醗酵調味料の種類などマイナーチェンジを行っているそうです。

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「店が進化しなければ、お客様の舌に着いていけなくなってしまうんです。お客様が物足りなくなってしまうんですよ。お客様の舌で、私たち飲食店を厳しく鍛えていっていただくことはありがたいこと。
それによって、個性のある"強い個人店"が育てられ、町が元気になっていくのだと思います」と佐藤店長。

これからもつねにスパイシーに感動を与えて続けてくれそうで、リピート必至の店となりそうです。

すぱいす
住所:東京都杉並区荻窪5-16-20
電話:03-5397-3813
営業時間:11:30-15:00 (L.O.14:30)、17:30-21:30 (L.O.21:00)
定休日:日曜日
※祝日の場合はランチのみ営業

文・取材 / 丸山美智子

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